建て替え中の「仮住まい」どうする?半年~1年の期間を快適に過ごすための探し方と注意点【関西版】
愛着のある我が家を建て替えて、理想の住まいを実現する。
「建て替え」と決めた瞬間から、新しい生活への期待が膨らむ一方で、同時に現実的な不安も押し寄せてきます。
「建て替え工事の間、どこに住めばいいの?」
「大量の荷物はどうしよう?」
「子どもの転校は避けたいけれど、近くに良い物件はあるかな?」
——そんな切実な悩みを抱えるお客様は非常に多いです。
建て替えは「今の家を壊して、新しい家を建てる」というシンプルな流れに見えますが、
実際は解体から完成まで、半年〜1年近くかかる一大プロジェクトです。
この長い期間を過ごす「仮住まい」をどう確保するかは
家づくり全体の満足度を大きく左右する重要な要素です。
特に、私たちが多くの家づくりをお手伝いしている関西エリアは
人気の学区や通勤の利便性、家賃相場のバランスを取るのが難しく
「思ったより仮住まい探しに苦労した」という声も少なくありません。
この記事では、そうした不安を少しでも解消できるよう
数多くの建て替えをサポートしてきたプロの視点から
「失敗しない仮住まい探しのコツと注意点」を分かりやすく解説します。
建て替えの流れと仮住まいの期間
まずは、建て替えの全体スケジュールを把握しましょう。
仮住まいの準備を始める時期を見誤ると、引っ越しが間に合わず
スケジュール全体が後ろ倒しになる原因になります。
【STEP1】建て替え計画と仮住まい準備
建て替えを決めたら、間取りや資金計画、施工会社の選定と並行して
すぐに仮住まい探しを始めましょう。
条件の良い物件はすぐに埋まってしまいます。
解体工事の2~3か月前には物件の目星をつけ、仮押さえしておくのが理想です。
【STEP2】仮住まいへの引っ越し
仮住まいが決まったら、すぐに引っ越しの準備です。
仮住まいへ持っていくもの、新居まで使わないもの、処分するものに分類します。
仮住まいに入りきらない大型家具や季節外の荷物は
レンタル倉庫(トランクルーム)を活用するとスペースを有効に使えます。
【STEP3】旧居の取り壊し
いよいよ解体工事です。期間は建物の大きさや構造によりますが、おおよそ1か月程度。
地盤調査の結果、地盤改良工事が必要な場合は、さらに1~2週間ほど期間が追加されることがあります。
【STEP4】新築工事
着工から竣工(完成)までは、延床面積や工法によって異なりますが、おおむね4〜10か月が目安です。
全館空調や太陽光発電システムを搭載する高性能住宅や
こだわりの注文住宅の場合は、施工期間がやや長くなる傾向にあります。
【STEP5】引き渡し・再入居
完成検査(竣工検査)を経て、待ちに待った引き渡しです。
新居への引っ越しと並行して、仮住まいの退去手続き、電気・ガス・水道の閉栓手続きも進めましょう。
💡 ここがポイント:仮住まいの平均期間は「6〜12か月」
解体から完成まで含めると、仮住まい生活は思ったより長期間になります。
「寝に帰るだけだから」と安易に決めず、半年以上快適に過ごせる拠点として
ある程度の居住性を確保しておくことが大切です。
仮住まいの主な3つの選択肢
仮住まいの形態は大きく分けて3つあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、ご家族に合った方法を選びましょう。
【1】一般的な賃貸物件を借りる
メリット:
物件数が最も多く、エリアや間取りの選択肢が豊富です。
使い慣れた家具や家電を持ち込めるため、普段通りの生活を維持しやすいのが利点です。
デメリット:
敷金・礼金・仲介手数料(家賃の4~6か月分程度)や
2回分の引越し費用が必要になるため、初期コストは高めです。
また、関西の都市部では「2年契約」が基本で、半年程度の短期契約を断られるケースもあるため
事前に「短期可」の条件で探す必要があります。
【2】マンスリーマンション(ウィークリーマンション)を借りる
メリット:
1か月単位で契約でき、家具・家電・Wi-Fiなどが備え付けられているため
カバン一つで身軽に入居できます。
水道・光熱費込みの定額料金が多く、面倒な開通手続きが不要なのも魅力です。
デメリット:
月額賃料は一般賃貸より割高に設定されています。
また、単身向けの間取りが多く、ファミリーで住むには狭すぎる場合も。
半年以上の滞在なら、通常賃貸の方がトータルコストで安くなることもあります。
【3】実家に住む
メリット:
家賃や光熱費を大幅に抑えられるのが最大のメリット。
特に近隣に実家がある場合は、有力な選択肢になります。
デメリット:
生活リズムの違いや、キッチン・お風呂の共有などで、お互いにストレスを感じることも。
通勤・通学の距離が変わる場合は、その負担も考慮が必要です。
事前にご両親とよく話し合い、ルールを決めておくことが大切です。
効率的な仮住まい物件の探し方
仮住まい探しは、スピード勝負です。次の3つの方法を併用して、効率よく探しましょう。
◎ インターネット不動産ポータルサイトで探す
SUUMO・アットホーム・LIFULL HOME’Sなどの大手サイトで
「短期可」「礼金なし」「定期借家」などの条件で検索します。
関西では、阪急沿線・JR沿線・地下鉄御堂筋線などの主要交通アクセスを軸に、
通勤・通学に便利なエリアから絞り込むのがおすすめです。
◎ 地元の不動産会社に直接相談する
「短期契約可」の物件は、手間がかかるためネット掲載されていない「掘り出し物」であるケースも多いです。
希望エリアの地域密着型の不動産会社に足を運び
「建て替えのために半年だけ借りたい」と直接相談するのが効果的です。
丹波市や加古川市など、郊外エリアでは特にこの方法が有効です。
◎ ハウスメーカー・工務店に相談する
これが最も手間がかからない方法です。
多くのハウスメーカーや工務店は、提携している不動産会社を持っていたり
独自の仮住まいサポートを用意していたりします。
建て替えサポートが充実している会社だと自分で探す手間が大幅に省けるので
ぜひ担当者に相談してみてください。
失敗しない!仮住まいを選ぶ3つのポイント
① 「学区」と「通勤」を最優先に
お子さまがいらっしゃるご家庭では、転校を避けるために
「今の小学校・中学校の校区内」で探すのが大前提になります。
ただし、校区内に限定しすぎると選択肢が激減します。
隣接する校区でも通学が許可されるケースもあるので
学校や教育委員会に確認しつつ、少しエリアを広げて探す柔軟さも必要です。
② 「広さ」よりも「コスト」を見極める
仮住まいはあくまで一時的な拠点です。「今の家と同じ広さ」を求めると、家賃が跳ね上がります。
「生活に必要な最低限の家具・家電だけを持ち込み、残りはトランクルームに預ける」と
割り切ることで、コンパクトな間取りでも快適に過ごせ、家賃を大幅に抑えられます。
初期費用だけでなく、半年~1年分のランニングコスト(家賃・共益費・光熱費・ネット代)の総額で比較検討しましょう。
③ 「ペット可」「駐車場」は早めに確認
ただでさえ少ない「短期可」物件の中で、さらに「ペット可」となると
選択肢は極端に限られます。ペットホテルや実家に預ける選択肢も含めて、早急な対策が必要です。
また、車を所有している場合は、敷地内駐車場の有無や近隣の月極駐車場の空き状況も確認し
駐車場代を含めたトータルコストで判断しましょう。
仮住まい探しでよくある問題と対策
問題1:短期契約ができる物件が少ない
対策:最初から「マンスリーマンション」や、契約期間が決まっている
「定期借家契約(ていきしゃっかけいやく)」の物件を対象に絞りましょう。
UR賃貸住宅も、礼金・仲介手数料ナシで短期利用しやすいケースがあります。
問題2:荷物が多すぎて入りきらない
対策:無理に広い部屋を借りて家賃を上げるよりも、外部のトランクルームを併用する方が経済的です。
関西エリアでは、月1〜2万円程度で空調管理された屋内型のレンタル倉庫を借りられます。
建て替えを機に、不用品を思い切って断捨離する良い機会でもあります。
問題3:引越しコストが2回分かかる
対策:引越し業者の中には、建て替え専用の「往復パック」や
「荷物預かりサービス付きプラン」を用意しているところがあります。
また、「解体前の旧居から仮住まいへ」「新居完成後に仮住まい&倉庫から新居へ」という複雑な流れを
ハウスメーカー経由で一括依頼するのも有効です。
タイミングを調整することで、無駄な費用を抑えられます。
【関西エリア版】仮住まい探しの地域別傾向
- 大阪府(都市部): マンスリーマンションやシェアハウスの選択肢が豊富。
短期可物件も見つけやすいが、家賃相場は高め。 - 兵庫県(神戸・阪神間): ファミリー向けの物件が多く、定期借家契約も主流。
駐車場付き物件を探しやすいエリア。 - 京都府・滋賀県: 学区優先の需要が非常に強く、特に春の異動シーズンは人気の校区から
一瞬で埋まるため、早期の動き出しが必須。 - 奈良県・和歌山県・兵庫県(郊外): 実家同居や親族宅への滞在を選択する割合が高く
短期賃貸の物件数はやや少なめ。地元の不動産屋さんの情報が頼りになります。
仮住まいに関するよくある疑問(FAQ)
Q1. 住民票は移す必要がありますか?
A. 仮住まい期間が「1年未満」なら、基本的に移す必要はありません。
生活の本拠が移ったわけではないためです。ただし、1年以上になる場合や、児童手当などの自治体手続き
選挙の投票などで不都合がある場合は、市役所に相談して手続きを行いましょう。
Q2. 電気・ガス・水道は止めるの?
A. はい、解体工事の前日までに停止手続きが必要です。
特にガスメーターは建物の解体に伴って撤去が必要になるため
ガス会社に連絡する際は必ず「家の解体に伴う閉栓」であることを伝えてください。
水道は、工事中に業者が使う場合もあるため、施工会社と相談して停止日を決めましょう。
Q3. 郵便物は転送されますか?
A. はい、郵便局の「転居・転送サービス」で転送されます。
お近くの郵便局窓口、ポスト投函、またはインターネットで申し込みができます。
転送期間は届出日から1年間です。
Q4. 仮住まいの契約はいつ頃までに?
A. 遅くとも解体着工の「1か月前」には契約完了、入居可能な状態にしておきましょう。
逆算すると、解体の2~3か月前には物件探しをスタートする必要があります。
特に関西では、春(2〜3月)と秋(9〜10月)の引越しシーズンは競争が激化するため
さらに早めの行動が安心です。
まとめ:余裕を持った計画で、建て替え期間も快適に
仮住まいは「一時的な住まい」ではありますが、新しい家ができるまでの半年〜1年という長い期間、
ご家族の生活を支える大切な基盤です。
この期間をストレスなく快適に過ごすためには
「早めの情報収集」と「優先順位の明確化(学区、コスト、通勤など)」がカギとなります。
関西エリアでは短期契約可能な物件が限られるため、解体の3か月前には動き出し
必要に応じて不動産会社や、私たちのような建築会社にも協力を依頼してください。
アーキホームライフでは、素敵な新居をつくることはもちろん
その間の仮住まい生活も快適に過ごしていただけるよう、全力でサポートいたします。
建て替えに関するご不安があれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
建て替えのご相談、承ります。
新居のプランニングはもちろん、資金計画から仮住まい探し、解体工事まで、アーキホームライフがワンストップでサポートします。
まずは無料のカタログ請求、またはお近くの店舗でご相談ください。













