リフォームが成功するか失敗するかは、業者選びによってある程度決まってきます。しかし、どこの会社に頼めばいいのか、どんな基準で選べばいいのかよくわからないという方も多いですよね。
そこで今回はリフォームを依頼する会社を選ぶポイントについて解説します。
リフォームの依頼先は3種類
リフォームの依頼先として考えられるのは、主に次の3パターンです。
【1】水回り専門のリフォーム会社
水回りに特化したリフォーム会社の場合は、ユニットバス交換やキッチン交換など、表面的なリフォームに特化しています。間取り変更などの大規模なリフォームには詳しくないことが多いでしょう。
またメーカーの得意不得意があるのも特徴。見積もりをお願いすると、LIXIL、TOTO、クリナップなど、 どこか得意な一社の見積もりを出されることが多いかと思います。
【2】リフォームも行う注文住宅の会社
注文住宅を建てているハウスメーカーや工務店にリフォームを依頼するというパターンもあります。その地域で実績が多く、知名度もある会社なので安心して工事をお願いできるのがメリットです。
またリフォーム専門店に比べると、幅広い工事に対応可能です。建物の構造についても詳しいので、耐震工事や間取り変更などさまざまな工事をまとめてお願いできます。
【3】住んでいる家を建てた会社
新築時に建ててくれたハウスメーカーや工務店との関係が良好であれば、その会社にリフォームをお願いするのも一つの手。なんといっても、信頼関係がすでにできあがっていて、安心感があるのがメリットです。
今の家のことを一番よくわかっているのは、建ててくれた工務店です。表面には見えない家の構造などに詳しいのはもちろん、引渡し後も点検やメンテナンスを通じて継続的に家のようすを見ているので、適切なリフォームの提案ができる可能性が高いでしょう。
リフォーム会社選びのポイント
リフォーム会社を選ぶときには、次のようなポイントをチェックしましょう。
希望工事の実績があるか？
リフォーム会社にはそれぞれ得意不得意があります。たとえば水回り専門店は表面的な工事は比較的安くできますが、デザインの凝ったリフォームや構造に関わる間取り変更についてはあまり詳しくありません。
知識のない業者に任せてしまうと、できる工事が限られてきたり、工事が始まってから追加工事が生じたりする可能性があります。
まずはホームページなどで会社ごとの得意分野や特徴をチェック。希望しているリフォームの実績が豊富にある会社をピックアップしましょう。
見積書に要望は反映されている？
複数社まで絞れたら、担当者に「どこをどうリフォームしたいのか？」を伝えて見積書をとります。
複数社から相見積りをとる方も多いかと思いますが、ここで値段より先に確認したいのが、「きちんと要望を反映した工事内容になっているか？」という点です。会社側の意見を押し付けることなく、希望に合わせた工事内容を提案してくれているかチェックしましょう。
見積もり段階でヒアリング力や提案力に不安のある会社は、今後の打ち合わせもスムーズに進まない可能性が高いです。
アフターサービスと保証は？
リフォーム会社と契約する前に必ず確認したいのが、アフターサービスや保証の内容です。工事中に建物に傷がついてしまったり、工事後に不具合がでてきたり、トラブルか起きる可能性はゼロではありません。
「もし工事後に不具合があったら、どこまで無料で保証してもらえるのか？」「保証期間の長さは？」など会社によって違うので、内容を確認しておきましょう。
あとからトラブルにならないよう、書面に残してもらうと安心です。
担当者との相性はどう？
会社選びと同じくらい大切なのが、担当者との相性です。自分の要望をきちんと汲み取ってもらえるかによって、リフォームの満足度は大きく変わってきます。
面談やヒアリングの際に、伝えたいことを理解してくれる、波長の合う担当者に依頼されるのがよいでしょう。ストレスなくコミュニケーションできる担当者であれば、打ち合わせもスムーズに進みます。
まとめ
どこの会社にリフォームを依頼するかによって、工事内容から仕上がりまでまったく変わってきます。会社選びを失敗すると、思ったような仕上がりにならなかったり、トラブルにつながったりすることも…。価格の安さだけで決めず、ご自身がもっているイメージや要望をきちんとくみとって、適切な工事を提案してくれる会社を選びましょう。