家づくり

知らないと後悔する?注文住宅での失敗例7選! 後悔しない家づくりのために知っておきたいこと

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一生に一度かもしれないからこそ、後悔しない家づくりをしたいですよね。ところが、家を建てた後に失敗したと感じる人は少なくありません。

参考にしたい事例にばかり目が向いてしまいがちですが、大切なのは失敗例も知って注意点を学んでおくことです。

この記事では、家づくりの失敗例をご紹介します。ぜひ参考にしていただき、使い勝手が良く快適な家づくりを実現してください。

 

◆注文住宅を建てて後悔する理由

注文住宅を建てて、後悔してしまう理由は大きく分けて3つあります。

1つ目は、住宅メーカーや工務店、設備や間取りに無数の選択肢があり、正解がないということです。他のメーカーの家を見れば「あれもこれも」と目移りしてしまいます。

2つ目は、長い年月の間に家族形態が変化することです。子どもが小さい頃に建てた家は大きくなると間取りが合わなくなり、後悔することが出てくるものです。

3つ目は、住宅にも流行があるということです。建ててから数年経つと、当時の流行に飽きてしまったり、新しくおしゃれで斬新なデザインの間取りや外観を目にするようになり、それが後悔に繋がります。

 

 

◆失敗例①間取りが使いにくかった

使いやすい間取りは人によって違います。人気の間取りだとしても、自分や家族の生活習慣や行動パターンを考えずに作った間取りは使いにくいものです。例えば、大家族で生活時間帯がほぼ一緒だから朝の時間帯に洗面所に家族が密集してしまう、洗濯機から干す場所までや収納する場所までが遠いなど。

家を建てた後に間取りを変更するのは大がかりなリフォームを行わない限りできないため、間取りづくりは家族の生活習慣や行動パターンまでしっかりヒアリングしてもらいながら慎重に進めることが大切です。

 

 

◆失敗例②収納が使いにくい

「収納が足りなかった、多すぎた、使いにくい」など、収納に関しての後悔も多いです。

快適に暮らすためには、過不足なく適切な場所に収納が必要です。収納を考える際には、収納の「高さ」「幅」「奥行き」「配置する場所」「将来的な変化」を意識すると良いです。

まずは、収納する予定のものを洗い出しましょう。見積もりが甘いと、収納スペースが不足してしまいます。なお、納戸をつくる場合は、棚など収納をサポートするものを設置しましょう。

また、子どもが小さいうちは、将来増えそうなものを予想しましょう。衣類や本、趣味のグッズなどが増えると想定して、広めの収納スペースを用意することをおすすめします。自転車置き場など屋外の収納スペースの検討も大切です。

 

 

◆失敗例③周囲の視線が気になってくつろげない

間取りを決めるときは、家の中や外の視線まで想像しておかないと、くつろげない家になってしまうことがあります。リビングや玄関が道路に面している場合や隣家との距離が近い場合などは注意が必要です。外部からの視線は、実際に住んでみないと想像しにくい部分ではありますが、建築予定地の道路や隣家の状況などをよく確認することで、視線の動きに考慮した間取りにすることができます。

 

 

◆失敗例④冷暖房効率が悪かった

1年を通して快適に過ごせる家にするためには、断熱性・気密性の高い家を選ぶことが大切です。断熱性や気密性が低い家を建ててしまうと、冷暖房効率が悪いため、光熱費が割高になります。また、大空間のリビングやリビング階段、吹き抜け、スキップフロア、大きな窓といった開放感のある間取りにすると、冷暖房効率が悪くなります。間仕切りをつくる、階段部分にカーテンやスクリーンを取り付ける、吹き抜けにシーリングファンをつけるなどで変わってきます。

 

 

◆失敗例⑤日当たり、風通し、音の問題

方角や立地条件、隣家の有無などによって日当たりや風通しは変わります。一般的に日当たりや風通しが良いとされる南側でも、周囲に大きな建物があれば日当たりは悪くなります。西側に窓があると、西日が差し込んで夏は特に暑くなりやすいため、軒や庇、シェードなどで日射を遮る工夫が必要です。

換気をしたくても防犯やプライバシーの面から窓を開けられないといったケースもあります。

また、快適な家にするためには、音の問題にも配慮した間取りづくりが大切です。リビングとトイレが近い、寝室とトイレや浴室が近い場合は、水音が気になりやすくなります。隣家との距離が近い場合は遮音や防音にも配慮した間取りづくりが必要です。

 

 

◆失敗例⑥デザインがイメージと違った

フローリングや壁紙、カーテン、外壁、屋根などがイメージと違う場合、小さなサンプルの写真を見て決めてしまっていることが原因としてあげられます。広い面積になるほど明るい色はより明るく、暗い色はより暗くなります。なるべく大きなサンプルで確認するとともに、サンプルよりも一段暗い色、明るい色を選ぶと良いでしょう。

また、流行のデザインは長年住むうちに飽きてしまうことも多いので、デザインを重視する場所、実用性を重視する場所に分けて考えることをおすすめします。

 

 

◆失敗例⑦細かい部分の使い勝手が悪い

注文住宅では、窓・ベランダ・コンセント・照明などの細かい部分の失敗が意外と多く見られます。人の動きや扉を開ける動きなど実際の生活を想像しながら間取り図に家具やコンセントの位置を書き込んでチェックすることが大切です。

また、インターネットのモデム置き場や充電式の掃除機の収納場所、コンセントが必要な家具家電などをあらかじめ考えてコンセントを用意しておくのがおすすめです。

 

まとめ

他にも、建ててからの住宅ローンの支払いやメンテナンス費用も後悔しやすいポイントです。

ここに挙げた失敗例を参考に、後悔しない家づくりをしてくださいね。