三階建て

3階建て住宅で後悔しない間取りづくり

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3階建て住宅は、狭小地や変形地でも理想の暮らしが実現できるほか、高さを活かした眺望のいい間取りやプライベートな空間ができるのが魅力。特に土地価格が高い都心部で人気です。

この記事では、3階建て住宅で後悔しない間取りづくりをご紹介します。

 

 

3階建て住宅でよくある後悔ポイント

  • 上下階の移動が負担になる

3階建ての間取りでは、階段の上り下りによる縦の移動が多くなるため、小さなお子様のお世話や高齢なご家族の介護・介助が必要な場合には、とても負担が大きいかもしれません。

また、洗濯物や買い物の重い荷物を運ぶ、家事負担も多くなるでしょう。

将来的なリスクも視野に入れて、ホームエレベーターの設置などを検討するのもおすすめです。

 

  • 生活しづらい動線設計

平屋のように生活・家事動線がワンフロアで完結しないので、水回りが上下階で分かれてしまう場合があります。

家事中心エリアの「キッチン⇔ランドリールーム」や「ランドリールーム⇔ファミリークローゼット」などの動線が離れると使い勝手の悪い間取りになってしまいます。

日常の動きを見直して、できるだけ動線が長くならない配置をじっくりと検討してみましょう。

 

  • 冷暖房効率が悪い

3階建てで住まい全体の日当たりや風通しを考えた場合、吹き抜けをつくるケースが多くあります。

空気はあたたかいと上に冷たいと下に溜まります。その結果、どうしても冷暖房設備の効きづらい住まいになってしまいます。

おしゃれなシーリングファンやシーン・空間に合わせた冷暖房器具の導入で空調をうまくコントロールしてみましょう。

 

 

3階建て住宅の間取りのポイント

【ポイント1】シンプルな動線設計

3階建ては、階段の上り下りをできる限り少なくするように動線を計画することがポイントです。まずは家族の集まる空間リビングをどこに配置するか。それを中心に動線を考えて空間を配置しましょう。

 

2階建て以上の住宅には生活していくうえで階段移動が欠かせません。フロアが増える3階建ては階段が2つ。移動距離が増えてしまうことや、いずれは年齢を重ねて足腰への負担となる懸念もあります。

できるだけ移動が負担にならないように、家事動線・生活動線を意識した間取りが求められます。

 

【ポイント2】水まわりはワンフロアにまとめる

水まわりをワンフロアにまとめることで家事効率も上がり、余計な階段の上り下りを減らすことができます。例えば、キッチンのそばに洗面脱衣室や浴室を作ることで、動線を短縮できるため家事効率が上がります。

敷地に余裕がなく、すべての水まわりをワンフロアにまとめられない場合は、洗濯機置き場を工夫するだけでも家事効率は上がります。キッチンに接するように洗濯機を置くことで、料理をしながら洗濯ができるため負担軽減に繋がります。また、洗濯物干しスペースを2階や3階に配置することも多いですが、洗濯機から干す場所までの動線をしっかり考えておくことが重要です。洗ってすぐ干せるレイアウトを検討しましょう。

 

【ポイント3】吹き抜けや屋上を活用する

吹き抜けは、外部からの視線を気にせず光や風を室内に取り入れることができる間取りです。吹き抜けを通して全てのフロアが適度につながるため家族の気配を感じることができるのもメリットの1つ。ただし、天井にシーリングファンを付けて空気を回遊させるなどの工夫は必要です。

また、屋上を庭のように使う方法もあります。敷地が限られていて十分な広さの庭を確保できない場合にもおすすめです。

 

【ポイント4】強靭な構造と高い耐震性

揺れの起こりやすさは、建物の高さや重量と関係しています。地震が起こると、平屋や2階建てよりも重い3階建ては、揺れやすく感じるでしょう。台風や暴風のときは、壁の面積も増えるので2階、3階にいくほど揺れやすくなります。

そこで大切なのは、揺れに強い構造です。デザイン力だけでなく、耐震性の高い家づくり、揺れを軽減するための構造など、耐震性を重視した家づくりをすることで安心して住める3階建てになるでしょう。

 

 

3階建て住宅の間取り例

  • 1階

二世帯住宅の場合、1階は親世帯の居住空間におすすめです。二世帯住宅ではないなら1階に主寝室を配置すると将来まで快適に暮らせます。

また、1階に店舗や事務所、駐車場など住宅以外にも使いやすい空間です。店舗や事務所を組み合わせた併用住宅の場合、仕事場と住居を明確に分けることができるため2階建てより効果的に利用できます。

ただし、2階や3階に比べてプライバシーは守りにくいので、その点も考慮して間取りを検討しましょう。

 

  • 2階

2階は最も家族が集まりやすい場所で、日当たりや風通しも良いためLDKなどのパブリックスペースに向いています。空間の繋がりを意識して、間仕切り壁をあまり設けず、1つの大きな空間として捉えることで開放的なLDKを実現することができます。

 

注意すべきは窓の配置。隣家の窓と同じ位置に窓を設置してしまうと双方で視線が気になり、せっかく窓からの光や風を感じる機会を逃してしまいます。開口部はプライバシーを確保して上手に配置しましょう。

 

  • 3階

日当たりや眺望を楽しめる3階には、子ども部屋や寝室、趣味室などのプライベート空間を配置することが多いようです。勾配天井にしてロフトを設けて空間を増やす間取りもおすすめです。

周囲の視線が気になりづらいため、大きな窓を設置することも可能。眺望を最大限取り込むプライベートな空間が楽しめます。

 

 

3階建て住宅を建てる際は、間取り以外にも地盤の状態や法的な規制も確認しておくことが大切です。

プロに相談しながら後悔のない家づくりを進めましょう。