住宅設備

注文住宅におすすめの設備とは? 特徴や選び方のポイントを解説

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住み心地を左右する住宅設備は、どんなものを選ぶかが家づくりの大きなテーマの1つです。満足できる住宅設備を設置することで、日々の暮らしは快適になることでしょう。

この記事では、注文住宅におすすめの住宅設備と選び方のポイントなどをご紹介します。

 

 

外まわりや玄関におすすめの設備

  • 人感センサー付きライト

人が近づくと自動でライトが点灯するため、特に灯りのない暗い夜の玄関では鍵穴がすぐに見つけられます。防犯の面からもおすすめの設備です。また、消し忘れもないため電気代の節約にもなります。

 

  • スマートロック

スマートロックとは、専用機器を使用し、玄関の鍵をスマホで開閉できるようにするシステムです。スマートロックを注文住宅に取り入れると金属の鍵を持ち歩くことなく、スムーズに外出できます。両手がふさがっている時には大変便利です。

鍵の掛け忘れが不安な人は、オートロック機能付きを取り付けると自動で鍵が掛かるため、防犯面でも安心です。

 

  • 太陽光パネル

太陽光パネルを設置することで、電力を自宅で作ることができます。自宅で使う以外にも、余った電力は電力会社に売って収入を得ることも可能です。ただし、太陽光発電システムの設置には、100万円以上の費用がかかるため、導入はよく考えてから行いましょう。

 

 

キッチンにおすすめの設備

  • 食器洗い乾燥機

食器を洗って拭く作業を省くことができる時短家事設備として人気です。循環させた湯で洗うため、手洗いに比べて使用する水量を減らすことができ、節水・節約になります。また、高温洗浄のため、除菌もでき衛生的。手荒れも防ぎます。大容量で洗浄力の高い海外メーカーのものも人気です。

 

  • 多機能水栓

水栓に浄水器が内蔵された浄水器付き水栓や、手をかざすだけで、蛇口に触れることなく水を出し止めできるタッチレス水栓、蛇口のヘッド部分を引っ張ると伸びるシャワーヘッド付き水栓など、機能的な水栓が人気を集めています。便利なだけでなく、水道代や場所の節約にも繋がります。

 

  • ディスポーザ

キッチンシンクに設置して生ごみを粉砕しながら下水に流す設備です。初期費用に加え、定期的なメンテナンスや電気代、水道代はかかりますが、生ごみがシンクに溜まったままにならないので、臭いやぬめりもなく、掃除が楽で衛生的です。

 

 

◆洗面脱衣室におすすめの設備

  • 室内干しスペース

ここ数年、室内物干しを設置する家庭が増えています。天候や時間帯を気にせず洗濯物を干すことができると人気です。

物干しには、左右の壁に器具を設置し、使用時にワイヤーを引っ張り出すタイプや天井から器具を吊り下げるタイプ、窓枠に器具を設置して窓辺に干すタイプなどがあります。

設置場所を洗濯機のある洗面室にするのか、洗面室の隣に物干し部屋を設けるのか、リビングなどの部屋の一部にするのかなどを検討する必要があります。

 

 

浴室におすすめの設備

  • お湯が冷めにくい浴槽

お湯が冷めないうちに、立て続けにお風呂に入らなければならなかった一昔前と違い、現在はお湯が冷めにくい保温浴槽が一般的となりました。浴槽と風呂蓋に断熱材が入っており、風呂蓋を閉めていれば、温度低下が緩やかになります。

追い炊きの回数が減らせるため、エコで電気代の節約になります。

 

  • 自動お掃除浴槽

自動おそうじ浴槽とは、ボタンを押すだけで面倒な浴槽の掃除を全て自動で行う設備です。月に一度、洗剤タンクにお風呂用の洗剤をセットしておき、入浴後に風呂蓋を閉めて洗浄ボタンを押せば、浴槽下部からお湯と洗剤を噴射し、汚れを浮き上がらせて洗い流します。

手洗い掃除は2週間に一度程度で良いので、劇的にお風呂掃除が楽になります。

 

 

トイレにおすすめの設備

  • タンクレストイレ

トイレ内が狭い場合は、洋式便器の後ろにあるタンクを外したタンクレストイレを設置することをおすすめします。スタイリッシュな見た目だけなく、ホコリもたまりにくく掃除がしやすくなります。タンクレストイレの場合は、トイレ内に手洗いカウンターを設置しておくと、わざわざトイレ後に洗面所まで行く必要がなくなる点もメリットです。

 

  • フチなし便器

汚れがたまりやすいトイレのフチ裏をなくしたもので、黒ずみが発生しにくいと人気です。

 

  • 消臭機能付きクロス

消臭効果付きのクロスなら、アンモニアなどの気になる臭いを吸着分解し、匂いを抑える効果があります。

防カビ機能付きや掃除のしやすい撥水加工付き、汚れ防止機能付きのものもあります。

 

 

その他おすすめの設備

  • 床暖房

床暖房は足元が温かいだけでなく、熱が床を伝って部屋全体を温めます。エアコンのように風が出ないので、空気が汚れることもなく小さなお子さんのいる家庭では安全面から好まれます。

また、暖房器具を出したり片付けたりする手間も省けると人気です。電気代が高いというイメージで見送る人も多い床暖房ですが、メリットも多い設備です。

 

  • 全館空調

全館空調とは、家の中全てを一定の温度に整える冷暖房システムのことです。部屋間の温度差が少なくなり、廊下や脱衣室、トイレに至るまで快適な温度を保てます。

しっかりとした断熱性・気密性が前提のシステムで、導入に費用はかかりますが、家の中に温度差がないのでヒートショックや熱中症を防ぐこともでき、年間を通して快適に過ごせます。

 

 

注文住宅の設備を決める際には、住み始めた後の生活を具体的にイメージして選ぶことが大切です。希望の設備をすべて取り入れると、予算を大幅に超過するケースもあります。

住まいにあると便利な設備は、生活スタイルによってさまざまです。

無駄な出費を防ぐためにも慎重に決めましょう。