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工務店のモデルハウス見学ではここをチェック!見るべきポイントとは?

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工務店を選ぶとき、その会社が実際に建てたモデルハウスを見るのもポイントの1つです。モデルハウスには、ホームページや資料だけではわからない情報がたくさん詰まっています。

この記事では、モデルハウス見学時の注意点やモデルハウス見学のための事前準備や当日のチェックポイントなどもお伝えします。

 

モデルハウスの3つのタイプ

モデルハウスには大きく分けて3つのタイプがあります。

◎住宅展示場

住宅展示場は工務店やハウスメーカーが展示のために建てた家を見学できるもので、建てたい家のイメージづくりにとても役立ちます。モデルハウスが一軒だけ建っているものから、複数の会社が1カ所にまとまって複数の家を建てた大型展示場まで、さまざまな住宅展示場があります。

 

◎分譲型

分譲型のモデルハウスとは、「分譲地などに建てられた家を見学でき、そのまま購入できるもの」です。すでに家が建てられていますので、家の仕様などは基本的に変更できません。家の仕様や設備にオリジナリティを求めない方向けと言えます。土地探しの手間などを省けるうえに、すぐに住むこともできるため、できるだけ早くマイホームに住みたいという方にもオススメです。

なお、分譲型のモデルハウスを見学する際には周囲の住環境についても調べておくとよいでしょう。

 

◎その他

完成したばかりの家を家主の許可を得て見学できる、完成見学会などもあります。住宅展示場などの「魅せる」仕様ではなく、実際に人が住む仕様で建てられた等身大の家を見学できます。気になる工務店で開催しているのであれば、ぜひ活用しましょう。

 

 

モデルハウスを見学する前に

モデルハウスを見学する際は、事前に準備しておくと効率よく情報を収集できます。

 

【point1】家族の要望をまとめ、優先順位をつけておく

「リビングは吹き抜けがいい」「家事動線を良くしたい」「自然素材を使った家にしたい」など、まずは家族がどんな家に住みたいか要望を集めるところから始めましょう。

住宅会社によっては、それを得意とする会社もあれば対応できないところもあります。事前に要望を集めることで、見学したいモデルハウスを選択しやすくなるのです。

「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい項目」など優先順位をつけておくと、後々、住宅会社との打ち合わせがスムーズに進みます。

 

【point2】見学したいモデルハウスを3~4軒に絞る

確認したい点をチェックしながら見学すると、1軒のモデルハウスを見学するのに少なくとも1~2時間は要します。あらかじめ見たい物件を3~4軒に絞り、リストアップしておくことが大切です。

 

【point3】チェックリストや質問をまとめておく

モデルハウスに行くと、工務店の担当者が詳しく案内してくれます。モデルハウスで絶対に見ておきたい場所や、担当者に聞きたいことなど、気になる点があれば見学当日までにまとめておくと便利です。

デザインや設備に関することはもちろん、標準仕様とオプション、おおまかな費用、アフターサービスや保証体制など、思いつくことは事前にメモをしておくと、重要なポイントの見落としを防げます。

 

 

モデルハウス見学でチェックすべきポイント

モデルハウスの見学に行く際は、チェックすべき点を事前に押さえておくと、自分たちの家づくりに反映しやすくなります。

 

◎間取り

まず確認したいのは、間取りです。玄関からリビング、キッチンからバスルームや洗濯スペースへの動線、各部屋の広さや配置などを確認しましょう。

家の見た目も大切ですが、毎日暮らすうえで不便がないかどうかはさらに大切です。実際の生活をイメージしながらチェックするとよいでしょう。

 

◎収納

収納は豊富でも、使いやすい場所になければ部屋が散乱しやすくなります。生活パターンをイメージしながら、確認していくことが重要です。

 

◎設備

各部屋の扉や造り付けの家具、コンロや蛇口といったキッチン設備、照明のスイッチ、浴室のサイズ、コンセントの位置、電話やネットの配線など設備関係を確認します。実際に触れて使い勝手を試したりイメージを膨らませることができるのがモデルハウスへ足を運ぶメリットの1つです。

どのようなメーカーのものが設置できるかを聞いておくとよいでしょう。

 

◎性能

耐震性や耐久性、断熱性といった家の性能も重要なポイントです。見た目だけでは分かりにくい部分のため、基礎はどういう造りか、どのような工法で家を建てているか、屋根裏や床下はどうなっているのかなど、担当者に聞いておきましょう。

モデルハウスを見学していて「壁が薄そう」「床がきしむ」などの違和感があれば、要注意です。

 

◎建築費用

新たに家を建てる場合は、モデルハウス通りとはいかない場合が多いため、どの程度の設備でどの程度の金額になるのかを尋ねておきましょう。また、住宅ローンや補助金の資料があるならもらっておくととても参考になります。

 

◎担当者の対応

工務店の担当者の対応はとても大切なポイントです。見学したモデルハウスの会社で家を購入することになった場合、モデルハウスを案内した担当者が、家の契約、建築、アフターサービスまで担当するケースが多いです。ずっと付き合うことになる人のため、信頼できる人なのかどうかは重要視しましょう。

 

◆まとめ

工務店は大小様々な会社があり、大手のハウスメーカーのように大規模な住宅展示場やモデルハウスを所有していない場合もあります。モデルハウスがある場合は、積極的に活用しましょう。