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工務店で家を建てるとなぜ安い?価格を比較する際の注意点やポイント

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家を建てるならできれば費用を抑えて信頼のできる住宅会社に依頼したいですよね。

一般的には工務店の方が安い費用で家を建てることができると言われていますが、それはなぜなのでしょうか?

この記事では、工務店で安く家を建てられる理由を解説します。

 

◆工務店が安い理由

注文住宅を建てる際に、ハウスメーカーと比べて工務店の方が安くなるのには、5つの理由があります。

 

【1】広告費を抑えている

工務店は地域密着型の営業をしているため、広告宣伝費があまりかかりません。もしかかったとしても、大手ハウスメーカーよりも安い費用に抑えることができます。

大手ハウスメーカーはチラシやテレビCMなどのあらゆる媒体で宣伝していて、その費用を住宅購入費用で賄っています。

 

【2】住宅展示場やモデルハウスを持っていない場合が多い

工務店はモデルハウスやショールームを持っていないことが多く、持っていたとしてもハウスメーカーほど規模が大きくありません。工務店の場合、モデルハウスやショールームを持たなくても、口コミや地元での評判が主なアピールポイントになります。

モデルハウスとして使用した後に販売する分譲モデルハウスの形態を取っているところも多いです。その結果、モデルハウスやショールームにかかる維持費が少ないため、住宅価格を抑えられるというわけです。

一方、ハウスメーカーなどが所有しているモデルハウスには、多額の費用がかかっています。土地を借りて家を建て、家具や光熱費の費用がかかるほか、資材の研究施設や生産工場も保有しています。

こうした施設の維持費用は住宅購入費用から出ています。そのため、住宅購入費用が高くなってしまうのです。

 

【3】人件費を抑えている

工務店は、地域のつながりや知人の紹介でお客さんが見つかることが多く、営業マンや広告費を抑えられるため、ハウスメーカーほど人件費がかかりません。

ハウスメーカーの場合は、たくさんの従業員を雇っています。特に営業マンが多く、歩合制という仕組み上、多くの契約を取るには多額の給料を払わなければいけません。その給料を払うために、住宅の値段が高くなってしまいます。

 

【4】自社施工をしている

ハウスメーカーの場合は、契約後の工事を下請けの会社に依頼することが多いですが、工務店は主に自社で契約を取って自社で工事をするため、下請けに依頼するための中間マージンがかかりません。そのため、住宅購入費用を安くできます。

同じ予算で家づくりをするのであれば、工務店の方が材料費や住宅設備に費用を充てることができるでしょう。

ただ、工務店でも社外に工事を依頼しているケースがあります。その場合は中間マージンが発生するため、注意してください。

 

【5】建設地のエリアに事務所を構えている

工務店は地域密着型が多いため、建設地付近に事務所を構えていることが多いです。建設地と事務所が近いということは、移動費や輸送費が抑えられます。また、突発的なトラブルにもすぐ対応してもらえるため、何かと便利です。

一方、ハウスメーカーは事務所から建設地が離れていることが多いため、移動費や輸送費がかさばってしまいます。住宅購入費用も安く済み、トラブルにすぐ対応してもらえるのは工務店のメリットの1つです。

 

 

◆価格を比較する際の注意点

価格を比較する際に、「坪単価」がよく使われます。坪単価とは一坪(約3.3㎡)あたりの建築費のことです。坪単価の計算方法は「建物本体価格」を「延床面積」で割ることで算出できます。「延床面積」とは各階の床面積の総和です。

 

例えば、建物の価格が1,500万円で延床面積が30坪の場合、

坪単価=1,500万円÷30坪=50万円

ということになります。

 

ただし、坪単価の定義は厳密には決まっていません。会社によって坪単価に含まれる費用は様々で、お得に見せるために本来かかる手数料や外構費が省かれていたり、通常は床面積に含めないポーチや吹き抜けなどの面積を含んで延床面積を大きくして坪単価を下げて安く表現している場合もあります。坪単価に「何が含まれていて何が含まれていないのか」をしっかり確認することが大切です。

また、価格を比較する際は坪単価の算出基準を確認した上で、各社本体金額の内容を同条件にする必要があります。坪単価でお得に感じたとしても総費用とイコールにはならない点に注意しましょう。

 

 

工務店を選ぶ際のポイント

工務店に依頼する際は、下記3つを確認しましょう。

◎担当者の対応

コミュニケーションをとってみて、こちらに親身になって話を聞き、提案してくれる担当者がいる工務店を選びましょう。

 

◎自社施工の範囲

下請け会社が入ってくると仲介手数料が発生するため、費用がかさみます。あらかじめ、工務店側に自社施工の範囲を確認しておきましょう。

 

◎追加費用を確認する

追加費用はかからないのか、かかるならどれくらいかかるのかは必ず確認しておきましょう。あらかじめつけるオプションも決めておき、オプション込みで費用を考えておくと安心です。あわせてメンテナンス費用も確認しておきましょう。

 

◆まとめ

できるだけコストを抑えて自由度が高い家づくりをしたい場合は、工務店に依頼すると良いでしょう。

それぞれの会社の特性や得意分野をしっかり理解したうえで、自分たちに合った工務店を選びましょう。